テルエルといえば恋人?生ハム?世界遺産? B恋人

テルエルの恋人たち―――。

なんて言うと、なんかちょっとロマンチックな感じですが、

これはロミオとジュリエット的な悲劇のお話。

テルエルには身分の差で結ばれなかった恋人達についてのお話が語り継がれています。

13世紀のこと。お金持ちの娘イサベル・デ・セグラと貧乏なフアン・ディエゴという

身分差カップルがありました。

フアンはイサベルの父親から、「お金持ちになったらイサベルとの結婚を許しても良い」

と言われて、レコンキスタ(国土回復運動)に参加。

期限とされた5年後に富とともにテルエルに戻ってくるのですが、

イサベルは既にアルバラシンの富豪と結婚していたのでした。

それでも、フアンはイサベルとの愛を信じて、秘かにイサベルに会うのですが

既に人の妻となってしまった彼女はキスを拒むしかありませんでした。

フアンはあまりのショックにその場で亡くなってしまい、

その葬儀に参列したイサベルは後悔にさいなまれ

冷たくなったフアンの唇にキスをして・・・・そのまま息絶えてしまったそうです。

二人の遺体はテルエルのサン・ペドロ教会に一緒に葬られました。

その後16世紀に入り、教会の修復工事の際に、二人の遺体がミイラの状態で発見され、

19世紀まで一般に公開されていたそうですが、

1955年に彫刻家フアン・デ・アバロスの手により現在の棺桶が作成され

保管されるに至りました。


 
1898年の写真。
ミイラは寝ているものと思ったら大間違い。
立たされていたとは、なんだか気の毒です。

IM4257.JPG
現在の様子。
少しは安らかに眠られそうになっています。
・・・が、しかし。
棺の透かし彫りの向こうにご遺体が見える・・・たらーっ(汗)

IM4261.JPG
触れているようで触れていない?!
棺桶さえも、結ばれない運命・・・

バレンシア出身の画家アントニオ・ムニョス・デグライン(ピカソの先生とも言われている)は

この悲劇をテーマに2枚の絵を残しており

プラド美術館で見ることができます。

「テルエルの恋人達(Los amantes de Teruel)」と「結婚式の前(Antes de la boda)」


この他にも、スペインでは演劇、小説の題材として取り上げられてきた有名なお話です。

サンペドロ教会と隣接された二人が眠る霊廟、ぜひ訪れてみてくださいね。

ちなみにサンペドロ教会の塔はムデハル様式で、世界遺産の一つになっています。

この塔はテルエルにあるムデハル様式の塔の中で一番古いものだそうです。

教会と霊廟、内庭回廊(こちらもムデハル)、塔のセットで8€でした。

IM4233.JPG
サンペドロ教会内部の様子。

IM4255.JPGIM4248.JPG
内庭回廊。あちこちに、なんともビミョーな彫刻が・・・おしりが裂けそうな開脚・・・とか

IM4231.JPG
世界遺産の塔


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posted by yuka at 20:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観光 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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